*「・・・おきなさい。めざめなさい。

*「おきなさい。おきなさい わたしの かわいい 孔雀や。

 

朝自宅にて起きる。

時計を見ると12時だ。今日は9時には家を出る予定だったんだが、どうやら寝坊したらしい。家族全員で。

さて今日は、三重県への1泊2日の旅行へ行く日である。

なぜ三重県なのかと言うと、うちは3年間ほど三重県で暮らしていた事があって(丁度俺が小1の2学期の時に転校した。4年の6月にこっちに戻ってきた。)

その時の知り合いというか、まぁそんな感じの人が遊びに来いと言ったので旅行がてらに行く事にしたのだ。

母は、天気予報を見て

母「今日は、一日快晴らしいなりよ、よかったなりね」

など言っている。

どうやら俺は、聡明で賢い母の元に生を受ける事ができたらしい。これから三重に行くのに何でこの人は、地元のニュースを見てるんだ。

 

さて三重へは車で移動との事だ。

三重⇔石川間の道は俺も小さいときに何度も味わったので慣れている。

しかし「that」つまり、軽自動車で移動するというのか。それは流石に厳しい所があるんじゃないか?

家族全員ということは俺+母+妹3人の5人。つまり車は通常からzip形式へと変換される。

しかも前にも言った事があるが、俺はブランコでも酔うほど乗り物酔いが激しい。

やはり旅というものはめんどうだ。ていうか乗り物に乗っての移動が嫌いなのだ。(飛行機だけは大丈夫。フェリー、電車はアウト)

  

さて車での移動中も俺 (と母) の中には1つの大きな問題があった。

その問題とはまさに今移動中に聴いている音楽である。

なぜか車の中では氣志団の人がナスビナスビ(?)言ってる歌をエンドレスの1曲リピートで聴かされた。

なぜこのような拷問になっているかと言うと

俺の妹達(次女及び三女)がこの歌の中毒なのだ。阿呆が。

 

そういえば前にも俺が部屋でB'zを聴いていたら妹にウルトラソウルを無限リピートさせられたような記憶がある。

 

しかも一番下の妹(三女:4歳)が調律の狂った楽器のようなわけのわからん声でサビだけ歌っているのだ。子供はサビしか歌えないのが唯一の救い手。ていうか歌うな。

とまぁ三重まで3時間半~4時間かかるのにこの調子では俺(及び母)の精神がどうにかなってしまう。俺はこの歳で精神科に通うのは断固拒否でありますだぞ。ていうかどんな歳でもカウンセリングはあまり受けたいとは思わんぞ。

 

途中、妹を2人とも平手で三重県まで強制気絶状態または瀕死になってもらおうか考えたが幸い妹は1時間ほどで眠ってくれたので (妹が) 助かった

母「今度からはCDウォークマン持ってきたほうがいいかもなりね。」

この意見には俺もおおいに賛同せざるをえないだろ。いろんな意味で

このあと母のリクエストで車の中にはラルクのベストなどが流されて、俺と母も精神に異常をきたす前に助かる事ができた。

ちなみに長女はあまりに暇なのでトンネルの数を数えていた。妹曰く東海道の高速道路には13個のトンネルがあったそうだ。そんな情報別に知りたくも何ともないね。そんな事より俺の明日の運勢でも教えてくれよ。ていうか腹減った

 

母の運転はすごい。

前にもチラっといったことがあるが俺が小学生の時は、なかなかのスピード狂だった。高速道路で160km/h以上出すんだからな。

しかし、現役引退とは言え今もなかなかのものだ。

常に追い越し車線で140を出し続けているのだ。軽自動車で・・・

ちなみに速度メーターは140までしかなくて、140以上を出そうとしたらリミッターがかかって少しスピードが落ちる。つまり140がこの車が今出せる最高速度だ。

母「おぉすごい、この車リミッターかかったなりよ」

俺「何がすごいのかマッタク理解し兼ねます。」

 

さてそんなこんなで家をでてから4時間ほどが過ぎて、一家はようやく三重県についた。

ちなみに俺と母は一睡もしてない(運転者が寝たら死ぬけどな☆)

どうも俺は車では寝にくいらしい。(バスは結構寝るけど

 

まず俺達が三重についてはじめにいったのが

鳥羽水族館である。

鳥羽水族館(とばすいぞくかん、TOBA AQUARIUM)は、三重県鳥羽市に本拠地を置く、世界屈指の規模を誇る水族館である。自然の環境を再現したゾーンが8つあり、それらには、850種類20000点もの海や川の生き物が飼育・展示されている。

wikiより引用

日本一の水族館との呼び声も高い有名な水族館。動物奇想天外では常連。

ちなみに俺はこれだけは断言できる。鳥羽水族館に行くのはこれで10回目は軽く越えている。

なぜなら昔すんでいたところがここからものすごく近いからだ。

小学校1年生の遠足もここだったと思う。もう飽きて行きたくないぐらい行った。

そんでもまたもっかいみたいなぁと俺も思っていたので水族館に行くのには賛成だった。

 

水族館編へと続く