前回のおさらい
孔雀とアラシさん運命の出会いである。(若本風)
孔雀「えっと、あれだ。アラシさん?」
アラ「うん、遅れてごめんなぁ」
孔雀「うん、まぁとにかく妹と友達待たせてるし行こうか。」
アラ「うん」
孔雀「あ、もちろんここで誰かと合流するなんて1つも教えてないし」
アラ「流石w」
孔雀「とりあえず、わしの流れに合わせてくれ・・・」
アラ「わかった」
ということでアラシさんとも合流できたので、妹と例の彼が待っているところへと向かうことに。
ただ、ここで俺の中には1つの疑念があった。
”この人は本当にアラシさんなのだろうか”
だってそうだ、この人は全然ロリコンな顔してないじゃないか!
その疑問がシャルルボイルの法則を完全無視してすごい速度で膨れ上がり、思わずアラシさんに「てめぇほんとにロリコンかぁ、真性かぁ」って聞いてしまいそうになったところで
アラシ「今朝なぁ、バス乗ってた時小さな女の子がなぁ」
とかいって、今朝小さな女の子と何か色々あったことを話し出した。
よかった。アラシさんだ、この人。
そんな事を心の中で思っていると、妹と例の彼の姿が見えてきた。
孔雀「おう、遅れてスマン。んじゃそろそろ出発しようか」
例彼「ちょwお前と一緒にいるその人誰wwwwwwwwwwwww」
孔雀「まぁ落ちつけ、気にしたら負けだって言葉もあるだろ」
例彼「いや、そんな言葉は知らんが気になるだろ」
孔雀「野暮な奴め、お前それでも俺の僕か?」
例彼「いやいやいやいや、なってませんから。ていうか誰?」
孔雀(アラシさん、こうなったらあれでいきましょう) と念力を送った。多分届いてない。
俺はアラシさんと肩を組んで
妹「知らないよ!私知らないよ!?」
例彼「え、うそwwwwまじでwww」
妹「そうか・・・うちは実は5人兄弟だったのか・・・」
二人とも実にあっさり受け止めやがった・・・
特に妹・・・お前やんわり受け止めすぎだろ・・・。家庭問題だぞこれ
だがまぁ流石我が妹といっておこう。
孔雀「そんなわけで、まぁお互いに仲良くしてくれや」
例彼「えっと、つかぬことをお伺いしますが何歳ですか」
孔雀「21歳だよな!兄貴ぃ」
アラ「うん、21歳だよ」
例彼「え、大学生なのか・・・」
孔雀「まぁそんなわけだ!」
アラ「よろしく~」
孔雀「あ、携帯返すわ。」
例彼「おう」
孔雀「はい」
例彼「ん、何かお前のポケットからなんか音楽鳴ってないか?」
孔雀「あれ・・・俺の携帯鳴ってる」
孔雀『もしもし?』
??『あ、もしもし孔雀?携帯使えるようになったし』
孔雀『おせーよwwwwwwwwwwお母さんwwwwwwww』
まぁようやく無事4人で集まることができたのでようやく大阪の街にくりだすことにした。
孔雀「さて、とりあえずどこ行くか」
例彼「その前にカレー食おう、カレー。もう12時過ぎてるからカレー食べよう」
孔雀「カレーカレーうるせーな。お前レンジャー物のイエローか。それともあれか、カレー先輩に影響でもうけたのか?二次元に感化されるのはよくないと思うぞ」
例彼「お前がそれを言うか・・・」
とまぁ後ろから聞こえた気になる会話とかカレーカレーうるさい例の彼は気にしないことにした
孔雀「アラシさん行きたいところある?」
アラ「いや、特には。ていうか大阪はじめてだからよくわからない」
孔雀「そかそか。じゃあそこに建ってる、いかにもな店にでもはいってみるか」
例彼「ば、ばかな、あれはソフ地図・・・」
孔雀「こ、これは・・・例の彼がまるで風呂の排水溝に吸い込まれる水のようにフラフラとソフマップに吸い込まれていった・・・」
孔雀「仕方ない、俺たちも入ろうか」
アラ「うん」
そんなわけで一行はソフマップにはいった。
1F TVゲームフロア
孔雀「例彼はどこ行った?」
アラ「あれじゃない?」
見ると例の彼はニヤニヤしながらゲームソフトを掴んでいた。
孔雀「ほぅ……Fate/stay night[Realta Nua]か…」
例彼「いや、これ安すぎるだろ…」
アラシ「え、こっちに同じ値段で初回限定版あるけど」
例彼「マジか!?」
孔雀「流石月厨だな^-^」
とかいって、例の彼はフェイト買ってました。いや、ほんと安いね。2800円くらいだったかな
まぁ1階は普通にテレビゲームが売ってましたわ。みんなでゆるゆる見てまわって談笑しながらゆったり徘徊してました。
妹「それでお兄ちゃん簪つけるために髪の毛伸ばしてんだよ」
アラシ「wwww」
孔雀「ん?どうかした?」
アラシ「ん、何でもないよwww」
孔雀(かんざしがどうとか聞こえたな・・・何話してたんだろ)
内容はいまだに謎
2F DVDビデオフロア
孔雀「さぁみんな大好きDVDビデオフロアだよ」
例彼「うぉぉぉおおお、グレンラガンのDVD売ってる」
アラ「お、ほんとだ。グレンラガンのDVDだ。」
例彼「え!?グレンラガン知ってるんですか!?」
孔雀「いや、お前あれだぞ。俺が呼んだ人なんだから…このぐらい知ってるでしょ」
例彼「流石お前の兄ちゃんだな。」
孔雀(うわぁ、兄っていうの本当に信じてるのか・・・)
アラ「ほしいなぁ、ほしいなぁ」
孔雀(ん、アラシさん何か欲しいものあるのかなぁ」
と思って、アラシさんが何を見ているのか見てみると
孔雀「魔法少女リリカルなのは・・・・・・」
アラ「いや、ほんと好きなんよ」
孔雀「でもなのはさんが既にアラシさんの適齢期(ストライクゾーン)を過ぎてると思うんだが…」
アラ「おっきいね…」
孔雀「おっきいね…」
3F 書籍フロア
孔雀「ふぅ、書籍フロアだぜ」
例彼「何が『ふぅ』なのか全然わからん…」
孔雀「てめぇのとなり歩いてるだけで自然と溜息が出てしまうんだよ…」
例彼「ひどっ」
孔雀「お、うたわれのアンソロだ。新しいのでてたのか。買わないとな…」
アラ「流石…」
今思うと
恐らくこのときアラシさんは、俺がアラシさんが女の子の話をしだしたときに「あぁ間違いなくアラシさんだ」と思ったのと同様に「あぁこの人孔雀さんだ」と思ったんだと思う。
孔雀「お、甘露画集も売ってる。ずっと欲しかったんだよなこれ」
例彼「お前ほんと相変わらずだな」
孔雀「はぁ、右手にfate/zero3冊鷲掴みにしてる貴様には言われたくないな…」
例彼「いや、ほらあそこに月の特設コーナーが…」
孔雀「ほらね、こいつすごい月厨でしょ?」
アラ「うん…」
例彼「ていうか、お前手持ちの金理解してるか?財布なし。」
孔雀「いいよ、お前から借りるから」
例彼「………」
アラ「この本いいよ」
孔雀「ん?」
孔雀「………こどものじかん…」
孔雀「いや、ほんとアラシさんだねぇ」
アラ「何それw」
孔雀「お、メルブラとギルティのガイドブック売ってる」
アラ「ギルティはカイしか使えないなぁ」
孔雀「ん~、また今度対戦でもできたらいいね。いや、むしろ大戦だな」
4F 健全(笑)PCソフトフロア
孔雀「お、メルブラのVer.B売ってる。欲しいなぁ」
例彼「やるたびにお前にボコボコにされるんだが…」
孔雀「こっちにリトバスも売ってるぞ」
例彼「いや、もう持ってるから。公式通販で買ったし^-^」
孔雀「あぁそういえば持ってたね…。あの鬼でかいタペストリーとポスターどうするつもりなんだ…」
例彼「なんとか隠す…」
例彼「ていうかお前って部屋に堂々とクリスタルとか飾ってあるな」
孔雀「あぁ、あのまほろさんがピカピカ光るやつか。お前も羨ましいんだろ」
例彼「いや、そういうの飾らないし」
孔雀「おれも部屋に堂々と置いてあるのなんてあれぐらいだろ。」
孔雀「さて諸君。我々調査班は今4階にいる。4階の次は5階だ。」
例彼「それがどうかしたのか?」
孔雀「いや、お前に5階行く度胸あるか?まぁ俺は余裕だがね」
例彼「え、別にいいんじゃね?ここまで来ていまさら何を…」
5F あれげなPCゲームフロア
例彼「……そうか、そういうことですか」
孔雀「っひゅう、この階の空気はうめぇな。エベレストを彷彿とさせる」
アラ「うん、何か欲しいものがあるときは任せろ。」
孔雀「あぁ、そういえば21歳だったか…やべぇ兄ちゃんがすげぇ頼もしく思える…」
そんなわけでぼっちらぼっちらフロア徘徊してた。
そして俺はこのとき気づいてはいけない恐ろしいことに気づいてしまった。
孔雀「え?てか妹…このフロアにいて大丈夫なの?」
妹「え?別にそこまで嫌じゃないけど」
孔雀「いや、ていうかお前どっからどう見ても18歳超えてるとは思えんのだが…」
妹「ゴゴゴゴゴゴ」
孔雀「ドドドドドド」
うん、何も気づかなかった事にしようか。
アラ「何か買いたいものあった?」
孔雀「いや、これといって特には…」
妹「お兄ちゃん…あれあれ」
孔雀「ん?」
妹が指差す方向をみるとそこには…いけ僕戦国ランスが置いてあった。
そう、妹はアリsブランドが好きなのだ!妹は中3だ! 末恐ろしい子!
孔雀「うん……買おうか」
アラ「これ面白い?」
孔雀「妹に聞いてくれ」
アラ「これ面白い?」
孔雀(ほんとに聞いてるし!?)
孔雀「え、ていうかこの本別に制限かかってないだろ。何でこのフロアにあるんだ…」
6F 中古ソフトフロア
孔雀「お、うたわれデスクトップアクセサリー初回限定版発見。はい即買い」
彼&ア「・・・・・・」
あとほかにもまじかるアンティークとか猪名川で行こうとかが1000円で売ってた。
まぁ欲しかったけど自重しました。泣く泣くね。
7F ホビー/レンタルショーケース
孔雀「すげぇフィギュアとかいっぱい売ってるぜ!」
アラ「こっちにうたわれのフィギュアあるよ!」
孔雀(何という俺の理解者、正直鳥肌ものだぜ…ふふふ…)
孔雀「お、東鳩2のフィギュアだ。オーソドックスに攻めてるなぁ」
アラ「・・・・・・嫁がいねぇ(ボソッ」
孔雀「嫁って?」
アラ「ささら(ボソッ」
孔雀「そ、そうか…残念だったな…(菜々子ちゃんじゃないのか)」
孔雀「このフロアはすごいなぁ、おもちゃとかグッズとか売ってるのか」
例彼「まぁ抱き枕は流石のおれも引くけどな」
孔雀「はぁ、君はしょせんその程度の男だったのか・・・」
例彼「………」
孔雀「早く抱き枕を包装する作業に戻るんだ
7階では特に何も買うことなく下へ降りた
孔雀「店に張ってあるこういうポスターとかって、旬が過ぎたら捨てちゃうのかな」
例彼「さぁ・・・」
孔雀「お前のリトバスについてきたポスターいらなくなったら俺にくれよ」
例彼「いや、あれはたぶん当分の間封印しておく予定だ。」
孔雀「そうか…」
んでソフマップから出た。
そのあとゲマズに行って各々自由に物を見て回る。
俺はとりあえず月姫5巻(アニメイトのほうで買いたかったけど売り切れてた)とおたくの娘さん2巻を買って満足。
あとアラシさんがまたなのはのコーナーで残心しながらDVD見てた。
んでそのあとお腹もすいたので飲食店でも探すことにした。
孔雀「さて、ちょっと遅いような気がするが昼食を取ろうと思う。希望はあるk」
例彼「カレー」
孔雀「お前の意見は聞いてない、しね」
例彼「ひど@@」
アラシ「やはり、俺たちに相応しい所・・・」
孔雀「ちょっと待て、今アラシさんが意味深な事いった」
アラシ「ニヤニヤ」
孔雀「もう最悪あそこにあるコンビニだよね」
と、まぁこんな感じの会話をしながらぶらぶら道を歩いてると
食堂っぽいところを発見したのでそこにはいることに
ほんとに中は庶民食堂みたいなシステムになっていて
注文とかはしないで、そのまま好きなおかずをかっさらってくるという方式が採用されていた。
必要に応じて、温めることができる食べ物(すき焼きとかハンバーグ)は店の人に電子レンジで温めてもらうことが可能らしい。
俺は手持ちの金がそんなにないので
とりあえず
白ごはん(中)・なんか安い肉料理・温泉卵 を持ってきて席に着いた。
遅れてアラシさんも来た
お盆の上には電子レンジで温められたすき焼きが乗っていた。このブルジョワめ、金持ち貴族め
んでそのあとおれの妹が来た。
白ごはん・マカロニアラダ
なるほど、なかなかマニアックなチョイスだな。あえてマカロニサラダだけをおかずに食をすすめるか。いや、まさか経済面を気遣ってくれたのか
そして最後に例の彼が来た。あろうことかやつのお盆の上にはこれでもかってぐらいおかずが乗っていて(もちろんすき焼きもあった)
さらにトン汁までついていて、おまけに白ご飯は大だった
軽く殺意を覚える量だったが、今日はこいつから金を借りるはめになるのだから少しぐらい優しく接してやろうと思い、例彼とは食事中会話をしなかった。
例彼「えっと大学生なんすよね」
アラ「そうだよ」
孔雀(アラシさん、そんなやつほっときましょうぜ) と念を送った。たぶん届いてない
例彼「お前の兄貴すごいな・・・」
孔雀「・・・・・・」
とりあえず無言で例の彼の鞄を蹴った。あ、もちろん私はやさしいからソフトキックだよ。
食事を終えて、各々の会計を済ませる。
例の彼の食費が俺と妹より高かった。
店から出ると妹がポーカーフェイスで俺に
「ハンバーグ頼んだのに最後まで来なかった」
とかほざきやがった。
孔雀「ハンバーグ頼んでたのかよwwwwwwwwwww」
妹「好きでマカロニサラダだけをおかずにする人間なんてめったにいないでしょwwwww」
孔雀「お前はほんとに・・・まぁいいわ・・・」
店の人に温めてもらったハンバーグはどこに消えたのだろう。