さて、とうとう修学旅行も今日で最後。
いつも通りの目ざましによって、一番に目が覚めた俺は
歌舞伎とポテトを起こして身支度をさせて、持ち物の確認をさせて
全員が出発できる状態になっていることを確認すると
朝食会場へと向かった。
今思うと、このときが孔雀が唯一部屋長として輝いてた所だろう。

朝食会場に向かうとフロド君やバナナは既に着いていたようで、すでに食事を開始していた。
んで俺たちもいつも通りフロド君たちの座ってるテーブルに座って、食事を開始した。
孔雀「フロド君、そのヨーグルトどこにあったの」
フロ「え、あっちにあるぞ。いっぱいあったしまだ残ってるだろ」
孔雀「わかった、行ってくる」

孔雀「ふぅ、お盆いっぱいのヨーグルト。うふふ」
フロ「ちょwwwwwwwwwwお前何個ヨーグルト食べる気wwwwwwww」
孔雀「うむ、ヨーグルトの中に含まれる乳酸菌は腸内のウェルシュ菌を減少させるんだ。まぁその結果によって整腸作用があって、さらにその上アレルギーの発症を抑えたりする効果があるんだぜ。まぁお前も食っとけよ」
フロ「……」

んでそのちょっと後になってからポテトがヨーグルトいっぱい食べ始めた。まさか俺の話に感化されたのか…
いや、まぁ嘘は言ってない(と思う)けどね

さてと、相変わらず騒がしい食事もこれで最後か。
食べ終えると、バスまで移動することになった。
もちろんもうホテルには戻ってこないので、自分の荷物を持って。
うん、すげぇ重いよノーパソ。

さてと本日の予定を確認しておこう。
まずバスにのってノーザンホースパークというところに移動である。
んでそこで遊んだあとそのままバスで空港に移動。
飛行機に乗って機内で弁当食って
2時くらいに石川県に到着である。

そんなわけで一行はバスに乗ってノーザンホースパークへと向かっていた。
バスの中では相変わらず馬鹿話したり、DSしたりしてました。
あと古今東西ゲームしてました。あ、ルールが分からない人は、WIKIとかで山手線ゲームとでも検索してみてください。
ちなみに孔雀一行の間では定番の遊びです。
孔雀「フロド君、古今東西ゲームしようぜ。お題は『ジョジョのスタンド名』な」
フロド「いいよ。孔雀からね」
孔雀「アトゥム神」
歌舞伎「いきなりマニアックwwwwwwwwwww」
フロ「セト神」
孔雀「トト神」
フロ「ホルス神」
孔雀「バステト神」
フロ「オシリス神」
歌舞伎「なんだこの戦い…」
そして戦いは熾烈を極めた…
孔雀「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」
フロ「ジェイル・ハウス・ロック」
孔雀「ソフトマシーン」
フロ「ティナー・サックス」
孔雀「・・・よくケニーGのスタンド名知ってたな…」
フロ「孔雀もわかってるだろ」
孔雀「エボニーデビル」
フロ「あー、キャプテンテニールのスタンド名が思い出せん」
フロ「ハーヴェスト」
孔雀「ダークブルームーンじゃね?」
フロ「あぁ、そういえばそんなんやったな」
歌舞伎「…」

あとそのあとお題を『デジモンの名前』に変えてポテトとかも加えてやったんだが
ポテトが強すぎて吹いた。
孔雀「イッカクモン」
ポテト「ズドモン」
孔雀「進化させやがった…」

孔雀「ベタモン」
ポテト「モドキベタモン」

フロ「パイルドラモン」
ポテ「インペリアルドラモン」
孔雀「ムシャモン」
フロ「ヴァンデモン」
ポテト「インペリアルドラモンパラディンモード」
孔雀「ちょwwwwwwww」
ポテト「インペリアルドラモンファイターモード」
ポテト「ヴェリアルヴァンデモン」
ポテト「ヴェノムヴァンデモン!」
孔雀「ずっとポテトのターン!」

 
 

んで、そうしているうちにノーザンホースパークについた。

着くや早々にフロド君と歌舞伎は二人乗り自転車をレンタルして地平線の彼方へと消えていった。
彼らの行きつく先に少しばかり興味はあるが
まぁ私は徒歩でゆっくり歩いて回ることにした。

今日は…こう、一人でゆっくりしたい気分だった

なんだか馬車とかも走ってるみたいですごいな

パンフを見てみると、どうやら馬車のほかにも乗馬とかできるところもあるみたいだ。
すごい・・・値段が・・・高いんだけどね。

とりあえず私は興味あるもの以外にはけちな男ですので
あんまりお金を使わないような所に行くことにした。

友A「孔雀ー、どこいくん」

一人でトボトボ回ろうと思ってたら友達が寄ってきた。
とりあえず私の気持ちを察してもらうためダウナーオーラを出すことにした。
孔雀「どこでもいいだろ別に。目的地なんて決めてない。ただ歩いてるだけ」
友A「そうかー」
孔雀「うん、まぁ一人でぼちぼちしとるわ」
友A「せっかくここきたんやし、馬のろうよ馬。」
孔雀「自分らだけで行ってくれ、何か一人でうろつきたい気分だわ」
友A「え、孔雀はどっか行くん?」
孔雀「……」
友A「何なん、こいつ何も喋ってくれないし」
孔雀「……」

とりあえずその後
どうにかひとりで行動したいという意思が伝わったのか
やっと一人になれた。

孔雀「ふぅ……俺だってたまには馴合いとかしたくない気分の時ぐらいあるんだよ」
と心の中で呟いて
俺は、ポニーでも見に行くことにした。

孔雀「・・・・・・・・・」
ポニー小屋に到着したのだが
なにやら肝心のポニーが全くいない・・・・・・
孔雀「間が悪かったのかな・・・」

気を取り直して、ゲートボールでもしにいくかな。
恐らくうちの学校の人間でゲートボールやろうとしたの俺だけだと思う。
しかしゲートボールのところにいってみると何やらめんどくさそう、というか残り時間的に厳しそうなのであきらめることにした。

孔雀「なんかついてないなぁ今日……」
孔雀「アイスでも買ってみるか」

ということで近くの売店でソフトクリーム(バニラ&夕張メロン味)を買ってみた。

孔雀「しかし、すごいボリュームだな。」
と食べようとした瞬間
Nec_0030  
どうやら今日は厄年の厄日らしい。
まだ1口も食べてないのに……
無念すぎる。

 
 
 
 
 

どうこうして、不幸な目に逢っているうちになぜか集合時間が間近に迫ってきていた。
こうしちゃいられねぇ
このままじゃ、俺の修学旅行最終日~ノーザンホースパークに~が不運だったという思い出だけになってしまう。
ここはひとつ気を取り直して馬でも見に行くことにした。

Img_0102 うひゃぁ馬だぜぇ
ひゃっほぅ、いやっほう。
・・・・・・
うん、馬見に来てればよかったな最初から

 

と、馬を見ていると背後から聞きなれたあの声が聞こえてきた
例彼「お~い、孔雀」
Nec_0031  
孔雀「何してんだてめぇwwww」
見ると例の彼が馬に乗っていた。
瞬時に馬がかわいそうだという同情の感情が湧き出してしまったのは
ここだけの秘密にしておこうか。

 
 

孔雀「おー、楽しそうだな」
例彼「ひゃっほぅ」

どうやら例の彼の話によると
本格的な乗馬体験とか練習とかはあほみたいなお金がかかるが
従業員の人が綱を握ってゆっくりと一周するぐらいなら
かなりの低価格で体験できるらしいので

いっちょ私もやってみることにした。
孔雀「カメラマンは任せたぞ」
例彼「(∵)b」
孔雀「ハンサムに撮ってくれよ!」
例彼「はよ、いってこい」

 

係員「はい、じゃここに足をかけてのってください」
孔雀「あ、はい。」
係員「慣れたら馬を撫でたりしてかまいません」
孔雀「あ、はい。」
係員「それでは気をつけてまっててくださいね」
孔雀「あ、はい。」

ということで馬に乗ってみた。
けっこう揺れるんだなぁ とか思ってると
例の彼が必死に俺に向けてカメラを向けていた。
例彼「孔雀ー」
孔雀「ベルレフォ…」
係員「?」
例彼「ばwwwwwやめろwwwwwwww」
孔雀「お前のネタに合わせてやろうとしたんだよぉっぉぉおお」
係員「?」

と、せっかく俺が月厨な彼のために色々とネタを振ってやったのに
遠くから「痛いからやめろー」しか言わないなんて

うん、ごめん・・・ほんとは痛いって自分でもわかってるんだ。
暴走する孔雀を止めてくれてありがとう

んでもう集合時間まであと少しなので
最後に土産とか売ってるところに行ってみることにした

孔雀「ん~、さしあたって欲しいものはないかなぁ」
歌舞「孔雀~、孔雀~」
孔雀「ん、歌舞伎いたのか。お前も土産さがしか?」
見ると歌舞伎は黒色のカウボーイハットを被っていた。
そしていきなり
歌舞「ミストファイナー!」
孔雀「いてっ!!」
いきなり横薙ぎの手刀をかましやがった。
孔雀「お前それやりたかっただけだろ・・・」
歌舞「孔雀この帽子買えば?」
孔雀「かわねーよ・・・」

 

んで結局何も買わないまま集合場所に向かって
バスに乗り込みノーザンホースパークをあとにすることにした。
あ、ちなみに例彼が撮ってくれた写真とか、まだ焼き増しとかしてもらってないんで
残念ながらアップロードとかできません。
文句は例の彼に言ってください。何なら私に伝言を頼めば代わりに文句言ってきますよ

 

バスに乗ると割とすぐに空港に着いた。
行きと同様ここで荷物チェックすることに。

フロ「孔雀またパソコンひっかかるのか。」
孔雀「ふふふ、行きと同様のミスはおかさねぇぜ」

係員「はい、次のかた~」
孔雀「あ、あのパソコンあるんですけど」
孔雀(そうなんだよねぇ、事前に言えばいいだけの話なんだよね…)
係員「あ、はい。ではパソコンのほうカバンから出してもらえますか」
孔雀「はい」
孔雀(計画通り…これで検査に引っかかることもなく…)
ブー
孔雀「!?」
孔雀(馬鹿なパソコン以外に引っかかるものなど持ってないはずだが…)
取り乱してポケットの中身を確認していく俺
係員「あの、お客様。iPodなどはお持ちでしょうか?」
孔雀「!? あ、はいあります」

 

iPodひっかかるのかよ・・・
あとで聞いた話によるとnanoを持ってた友達はひっかかってなかったんだが。

行きと同様荷物検査で一悶着あったものの、どうにか飛行機に乗ることができた。
んでそのまま石川県までひとっ飛び。
あ、もちろん飛行機の中でお弁当食べたよ。
また二の舞になったら困るからな色々と。

 

んで空港に着くと、そのままそこで解散となった。
俺は家が学校の近くにあるので、学校行きのバスにのって一旦学校まで戻ることにした。
歌舞伎とかは空港からのほうが家が近いみたいでそのまま帰って行った。

学校行きのバスの中では最後までいつも通りの他愛のない会話をフロド君としていた。
そういえば修学旅行中のバスの隣の席絶対いつもフロド君だったな。
まぁ俺は構わないからいいんだけど。

んで学校に着いた
孔雀「ふぅ、あとは親が迎えに来るの待つだけだな」
とフロド君とお互いに旅を終えた心を話し合っていると
鈴村がやってきて
鈴村「アドレス交換しようぜ」
とか言ってきやがったので
1秒で了承して即登録してやった。

そうこうしているうちにうちの親も迎えに来たみたいなので
車に乗り込んで
我が家へと向かった。

修学旅行
Fin

 
 
 
 

あ、うん。なんか物足りないかもしれないけど
勘弁してね。
4日目は半日しかなくて、ほんとにネタになるようなこともあんまりなくて
何より
私があまり覚えてないので。